駐車場の打ち替えや私道の舗装で、「アスファルト、○㎡くらいで」と言われて出すことがよくあります。面積だけで出すと、あとから必ずどこかがずれます。表層の厚さ、路盤の厚さ、既設をはがすのか新設だけなのかです。
ネツケは、この4点をチャットで順番に聞いてから工事費を出します。金額はエンジンが歩掛・県単などを基に計算します。AIが相場を想像して円を決める仕組みではありません。このページでは、実機のスクショで「50㎡・表層50mm・路盤150mm・既設撤去あり」の操作例を追います。
面積だけでは足りない理由
同じ「アスファルト50㎡」でも、中身はまったく別物になります。
| 入れる条件 | 抜けたときに起きやすいこと |
|---|---|
| 面積(㎡) | 合材・路盤・労務の量が合わない |
| 表層の厚さ(mm) | 薄い想定で出して合材が足りない/厚い現場を薄く見積もる |
| 路盤の厚さ(mm) | 砕石の量と転圧の手間が抜け、仕入と工期がずれる |
| 既設の撤去 | はがし・殻処分が入らず、着工日に「古いのはどうする?」になる |
ネツケが聞いている順番は、現場で聞くべき本線そのものです。画面を見ながらお客様に確認しても構いません。
現場で先に確認する4点
アプリに入れる前に、口頭で揃えておくと再提出が減ります。
1. 面積はどこまでの範囲か
「駐車場だいたい」では足りません。確認するのは実測の㎡です。のりしろ・すりつけ・乗入部を含めるかも先に決めてください。確認例:「今回は何㎡で見ますか。のりしろは含めますか。」
2. 表層は何mmか
表層は上に敷くアスファルト合材の厚さです。駐車場の密粒では30mm/40mm/50mmあたりがよく出ます。薄いほど合材は減りますが、荷重や傷み方の想定も変わります。確認例:「表層は何ミリで見ますか。50ミリで仮に出してよいですか。」
3. 路盤は何mmか
路盤は表層の下の砕石などの厚さです。100mm/150mm/200mmがよく使われます。既存路盤が残っていて薄い表層だけ、という現場もありますが、その場合は条件を備考に残し、チャットの本線(路盤厚を入れる)と食い違わないようにしてください。
4. 既設ははがすのか、新設だけか
ここが金額と説明の分かれ目です。
- 新設のみ(撤去なし) … 更地や未舗装面への新設。はがし・殻処分は含まない
- 既設を撤去する … 古いアスファルトをはがしてから新設。処分量が乗る
お客様への確認は、次のどちらかに寄せてください。「今あるアスファルトは全部はがしますか。」「更地からの新設だけですか。」
操作例の条件
スクショは、次の条件で実機を操作したものです。
- アスファルト舗装 → 50㎡ → 表層50mm → 路盤150mm → 既設を撤去する
- 利益:いつもの%(+15%)
- 端数:100円切り捨て → 税抜 ¥110,000
金額は県・設定・利益で変わります。覚えるのは数字ではなく、入れる順番です。この記事の円は操作例です。
1. アスファルト舗装を選ぶ
- https://netuke.com を開く
- ホームから「AIで見積を作る」
- 外構・エクステリア → 駐車場・舗装 → アスファルト舗装
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部分補修・シールコート・透水性舗装は、見た目が似ていても中身が違います。混ぜない方がきれいです。会社名・角印がまだなら、先に会社を登録しておくと、見積書にすぐ載ります。
2. 面積 — 合材と路盤の土台
「アスファルト舗装は何㎡ですか?」と聞かれます。ボタン(10/20/30/50㎡)か、任意の㎡で入れます。
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お客様への確認例:「実測で何㎡ですか。すりつけまで含めますか。」未測なら仮の㎡で出し、確定後に清算する旨を書いてください。
3. 表層の厚さ — 合材の量に直結
次に表層です。30mm/40mm/50mmから選べます。任意のmmも入れられます。
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表層が変わると合材トン数が動きます。薄い表層だけで済む現場と、通常の駐車場密粒では、同じ面積でも中身が違います。確認例:「表層は50ミリで見ます。薄いオーバーレイだけの場合は別途言ってください。」
4. 路盤の厚さ — 砕石と転圧
続けて路盤です。100mm/150mm/200mmが並びます。
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路盤が厚いほど砕石量と転圧の手間が増えます。「路盤はそのまま、表層だけ」という話なら、お客様と合意したうえで備考に書き、チャット側の条件も実態に合わせてください。
5. 既設の扱い — ここで金額が大きく動く
最後に「既設のアスファルトは?」です。選択肢は次の2つです。
- 新設のみ(撤去なし)
- 既設を撤去する
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曖昧な「舗装一式」は危険です。お客様への確認は、次のどちらかに寄せてください。
- 「今のアスファルトは全部はがしてから打ちますか?」→ 既設を撤去する
- 「更地(または未舗装)からの新設だけですか?」→ 新設のみ
切削オーバーレイや局所パッチは、全面舗装のこの2択だけでは拾いきれないことがあります。そのときは舗装補修など別入口にするか、備考に「切削は別途」と書いてください。
6. 工事費を確認する
条件が揃うと工事費が出ます。上部の税抜合計が動くのは、エンジンが条件に応じて計算しているからです。
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明細には「50㎡・表層50mm・路盤150mm・撤去あり」と残ります。ここで「撤去込みのつもりなのに安い」「新設だけのつもりなのに高い」と感じたら、既設の選択を見直してください。
ネツケの見積本線は工事費です。合材・砕石・乳剤などの材料は、工事費と混ぜずに扱えます。材料の入れ方や仕入の考え方は、金額はどう出るのか|歩掛×県単もあわせてご覧ください。
7. 利益と端数で、客に出す金額にする
エンジンの工事費は土台です。客提出額は、そのあとの利益%と端数で整えます。
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例では利益のあと100円切り捨てで税抜 ¥110,000 です。値引きしたいときも、厚みを偽って安く見せるのではなく、利益%や工事範囲で調整します。くわしくは利益・値引き・諸経費へ。
8. 宛名を入れて見積書にする
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明細に条件が残るので、お客様との認識が揃いやすいです。さらに備考へ短く書くと安心です。
- ○㎡・表層○mm・路盤○mm・既設撤去あり(または新設のみ)
- のりしろ・すりつけ・区画線・車止めは別途(該当する場合)
- 合材・プラント単価は現場条件により変動の旨
ネツケの契約書は見積の写しです。見積に書いていないことは契約にも出ません。別途は見積側に先に書いてください。
お客様への渡し方(そのまま使える)
- 「今回はアスファルト舗装 ○㎡です」
- 「表層は○mm、路盤は○mmで見ています」
- 「既設ははがす/新設のみ、のどちらかです」
- 「概算は税抜○円です。区画線や車止めは別途です」
金額より先に条件を言うと、「安い/高い」だけの会話になりにくいです。新設と撤去の二枚が欲しいと言われたら、最後の選択肢だけ変えて比較見積を出せます。
土間コンクリートと混ぜない
「駐車場をきれいに」と言われたとき、アスファルトなのか土間コンなのかを先に決めます。材料も手間も別物です。ネツケでは入口が分かれます。土間は土間コンクリート工事の見積で、面積・厚さ・メッシュを入れてください。同じ現場で両方あるなら、「工事を追加」で分けて出す方があとから削りやすいです。
条件が変わったあと
面積が増えた、厚みが変わった、撤去が必要になった。これらは感覚で上乗せするより、清算見積で条件を直してから最終請求にする方がきれいです。清算の操作は清算見積の作り方、請求の分け方は着手金・中間金・完成金へ。
出す前チェック
よくある質問
Q. 何を入れれば見積できますか?
A. 面積、表層の厚さ、路盤の厚さ、既設撤去の有無です。
Q. 表層と路盤の違いは?
A. 表層は上の合材、路盤は下の砕石などの厚さです。どちらも金額に効きます。
Q. 画面の金額は相場ですか?
A. いいえ。概算です。県・利益・現場条件で変わります。この記事の数字は操作例です。
Q. 部分補修やシールコートは?
A. 全面舗装とは別入口です。舗装補修・シールコート舗装から入れてください。
Q. 透水性アスファルトは同じですか?
A. 近い流れですが、入口は透水性舗装です。通常の密粒舗装と混ぜない方がよいです。
現場ストーリー:「だいたい50㎡で」と言われたとき
お客様:「駐車場のアスファルト、だいたい50㎡でお願い。」
ここで面積だけ入れて出すと危ないです。ネツケの順番どおりに聞き直すと、だいたい次のようになります。
- 面積 … 実測48㎡だったが、すりつけ込みで50㎡で仮
- 表層 … 駐車場なので50mm
- 路盤 … 既存が傷んでいるので150mmで組み直し
- 既設 … 「古いのははがして」→ 既設を撤去する
最初の「だいたい50㎡」だけだと、撤去が入るか分かりません。画面の2択に寄せて復唱すると、着工日の「殻はどうする?」がなくなります。
値引きを求められたときの切り分け
「もっと安く」が来たとき、厚みを偽って安く見せないでください。切り分けは次です。
- 範囲を減らす(今回は半分だけ、区画線は次期)
- 表層・路盤を、合意のうえで見直す(ただし荷重に耐えられない薄さは出さない)
- 撤去を相手持ちにするなど、持ち分を変える(合意のうえで)
- 利益%を下げる
ネツケなら、土台(エンジン)を残したまま利益だけ変えられます。相見積で負けているように見えても、相手が見積に撤去や路盤を含んでいないだけのことがあります。比較するなら、条件を揃えてから勝負してください。
スマホで現場入力するとき
全部をその場で見積書まで仕上げなくても構いません。おすすめは次です。
- 話の直後に、㎡・表層・路盤・撤去だけ入れる
- のりしろ・区画線・車止めを備考に残す
- あとで利益・宛名を整えて出す
抜けやすい本線をその日のうちに残すことが、いちばんの防御です。タップ本線なので、表計算を現場で開く必要はありません。
まとめ
アスファルト舗装は、面積だけで出さず、表層・路盤・既設撤去まで揃えると抜けが減ります。ネツケはその本線をチャットで聞き、工事費から見積書までつなげます。まずは操作例と同じ条件で1件触ってみてください。金額より、入れる順番が身につけば次の現場で置き換えられます。
