雨で半日止まった。養生を予定より長く張った。仮囲いの面積が増えた。——現場ではよくある話です。困るのは、見積の段階で「載せるか載せないか」を決めきれないことです。
先に結論です。ほぼ確実なら載せる。不確実なら載せない代わりに備考で約束し、実際に起きたら清算見積で足す。この三つに分けると、お客様にも自分にも説明が通ります。
ネツケは、建設・工事の職人向け見積アプリです(骨董の根付ではありません)。条件を入れるとエンジンが工事費を出し、見積書から清算・請求までつなぎます。この記事では、天候待ちと養生延長の判断を、実際の画面スクショで追います。
天候待ちと養生延長は別物
現場ではまとめて「天気で延びた」と言いがちですが、見積では分けた方が直しやすいです。
| 種類 | 何が増えるか | 見積でよくある書き方 |
|---|---|---|
| 天候待ち(雨天待機など) | 作業できない日の人・機材・段取り | 日数×単価、または一式の待機費 |
| 養生延長 | 養生・仮囲いなどの期間・面積・回数 | ㎡・日・式の数量増、または延長分の行追加 |
養生そのものは工事として最初から載ることが多いです。問題になるのは、「予定より長く張る/広く張る」分を、最初から見込むか、実績で足すかです。
載せる/載せない/清算の切り分け
迷ったら、次の表で決めてください。中途半端に「なんとなく上乗せ」すると、お客様には高く見え、自分には根拠が残りません。
| 判断 | 向いているとき | ネツケでの置き場所 |
|---|---|---|
| 載せる | 梅雨・海岸・打設後の養生など、ほぼ確実に出る | 工事の明細、または諸経費(円) |
| 載せない+備考 | 起きるかもしれないが、日数も金額も未定 | 備考に「実績で清算」と約束。最初の金額には入れない |
| あとで清算 | 実際に止まった・延びた・面積が増えた | 見積履歴 → 清算見積を作る → 行を足す/数を直す |
いちばん危ないのは、備考にも書かず、明細にも載せないまま工事を進め、請求の段階で初めて口頭で足すことです。お客様から見ると「追加の言いがかり」に見えやすいです。
お客様への確認例(出す前に言う)
- 「雨で作業できない日が出た場合は、待機分を実績で清算してよいですか。」
- 「養生は○日想定です。延びた場合は延長分を清算します。」
- 「仮囲いの面積が現場で増えたら、㎡で清算します。」
- 「天候・養生の見込み額を最初から載せますか。それとも備考だけで進めますか。」
確認の結果を備考に残すと、あとの清算が「言ったとおり」になります。
ネツケでの進め方(全体)
- 工事を選んで条件を入れ、工事費を出す
- 載せるなら明細または諸経費に入れる
- 載せないなら備考で「実績で清算」と約束する
- 見積書を出して保存する
- 実際に延びたら、請求の前に清算見積で足す
金額の土台はエンジン(歩掛×県単など)です。AIが相場を想像して金額を決めるのではありません。天候待ちの日当などは、現場の合意単価を項目として入れるイメージです。
1. 養生まわりの工事を入れる(載せる側の土台)
養生延長を「載せる」判断をするとき、最初から養生・仮囲いの工事が入っていると、あとで数量を伸ばしやすいです。ネツケではチャットで「養生・仮囲い」を選び、㎡を答えます。
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利益をのせ、端数を整えて見積書へ進みます。養生の面積が増える見込みが強い現場なら、ここで㎡を多めに置くか、あとで清算する旨を備考に書きます。
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2. 載せないときに使う「備考」
不確実な天候待ち・養生延長は、最初の合計に入れない方がお客様にも通りやすいことがあります。その代わり、見積書の備考で約束を残します。
見積書画面の「並べ替え・切り捨て・値引き・備考」から入ります。
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備考では、よく使う文言を複数選べます。「詳細確定後に精算します」「現場状況不明の為、概算の見積もりです」などに加え、自由欄へ天候・養生の一文を書きます。
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プレビューの下部に備考が出ていることを確認してから提出してください。
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3. 載せるときに使う「諸経費」または明細
ほぼ確実に出る待機費・延長費は、最初から数字にした方がきれいです。ネツケでは次の二つが使いやすいです。
- 明細の項目 … 「天候待ち(○日)」のように行を分けて見せたいとき
- 諸経費(円) … 内訳を細かく分けず、合計にまとめて載せたいとき
諸経費は、同じ「直す」画面の「値引き・諸経費」にあります。円で足すと、税抜合計がすぐ動きます。
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諸経費に入れた場合も、「何の諸経費か」を備考に一言書くと、あとで揉めにくいです。値引き・諸経費・法定福利の全体は、利益・値引き・諸経費・法定福利でも説明しています。
4. 実際に延びたら「清算見積」
備考で約束した天候待ちや養生延長が本当に起きたら、請求の前に清算見積を作ります。最初の見積書は消さず、実績側だけ直します。
ホームの見積履歴を開き、案件を展開します。「未清算」の案件に、清算見積書の欄があります。
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清算見積書の説明は「実際の工事内容に合わせて金額を直す書類」です。ここで清算見積を作るを押します。
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清算では、既存行の「数」を直すほか、チャットで追加や項目を追加で天候待ちの行を足せます。
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項目追加では、項目名・数・単価を入れます。例では「天候待ち(雨天待機・3日)」を一式で入れています。画面の金額は操作例です。現場で合意した単価・日数を入れてください。
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養生延長なら、養生・仮囲いの行をタップして「数」(㎡など)を実績に直す方が自然なことが多いです。数量変更の直し方の本線は、清算見積の作り方にまとめています。
清算がある案件の請求は、清算ベースになります。請求を確定したあとは、その案件で清算を作れません。順番は見積から入金までの流れ/請求書の出し方もご覧ください。
よくある失敗
備考にも書かず、口頭だけ
現場では通じても、請求のときにお客様側の担当が変わると通りません。備考か明細のどちらかに残してください。
不確実なのに最初から大きく載せる
取れない仕事になります。見込みが薄いなら備考で約束し、実績で清算する方が現実的です。
請求してから天候待ちを足したくなる
ネツケでは請求後に清算できません。変わる見込みがあるなら、請求ボタンの前に清算を挟んでください。
最初の見積を上書きして実績に直す
提出時の内容が分かりにくくなります。実績への直しは清算見積側です。
よくある質問
Q. 天候待ちは見積に載せるべきですか?
A. ほぼ確実なら載せる方が安全です。不確実なら載せない代わりに備考で約束し、起きたら清算見積で足します。
Q. 養生延長と天候待ちの違いは何ですか?
A. 養生延長は養生・仮囲いなどの期間や面積の増分です。天候待ちは作業できない日の待機・人件・機材です。
Q. 備考に書いただけで請求できますか?
A. いいえ。備考は約束です。請求する金額は明細・諸経費・清算見積のいずれかに数字として載せてください。
Q. 請求したあとに天候待ちを足せますか?
A. ネツケでは請求確定後、その案件で清算を作れません。請求の前に清算を挟んでください。
Q. 画面の金額は相場ですか?
A. いいえ。操作の例です。実際の金額は、見積・清算の内容と現場の合意に従います。
Q. 清算見積は無料ですか?
A. はい。清算見積書は無料プランに含まれ、新規見積の毎日枠も消費しません。くわしくはネツケは無料で使えるへ。
まとめ
天候待ちと養生延長は、ほぼ確実なら載せる。不確実なら備考で約束する。実際に起きたら清算で足す。この順で決めると、現場の話が書類に残ります。
ネツケなら、備考のプリセットと自由文、諸経費、清算見積の「数」直しと項目追加が、同じ案件の流れの中にあります。見積を消して作り直す必要はありません。
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