お客様から「ガスの引き込み、だいたいいくら?」と聞かれることがあります。そのとき延長だけ、あるいは「一式」だけで出すと、あとから必ずずれます。戸建のガス配管新設は、見た目は管の長さですが、金額を動かすのは埋設・接続する機器の数・メーター以降のフレキの組み合わせです。
経済産業省が示す標準モデル(給湯器+ビルトインコンロ、埋設ポリエチレン管9m、メーター以降フレキ)では、ガス会社公表の参考見積額も税込で約187,000円帯です。これは材料込みの目安です。ネツケは、その骨格をチャットで聞き取り、工事費は都道府県の労務単価×人日で計算します。AIが相場を想像して決めません。
このページでは、現場で先に確認することと、実機のスクショで「埋設9m・機器2台・フレキおまかせ」の操作例を追います。金額の数字は操作例です。県や利益、材料単価で変わります。
延長だけで出すと、何が起きるか
同じ「配管9m」でも、中身はまったく別物になります。
| 抜けやすい条件 | 抜けたときに起きやすいこと |
|---|---|
| 埋設延長(メーターまで) | 掘削・埋め戻し・PE管の長さが合わず、現場で追加工事になる |
| 接続機器・ガス栓の数 | 給湯だけ出したあと、コンロ側の栓・フレキが別請求になる |
| メーター以降のフレキ | 屋内露出の手間が抜け、実作業と見積が合わない |
| 本支管(道路側) | 会社負担の工事を客見積に混ぜて、比較がおかしくなる |
| 機器本体 | 配管工事と給湯器・コンロ本体が混ざり、相見積で土俵がずれる |
ネツケが聞いている順番は、現場で聞くべき本線そのものです。画面を見ながらお客様に確認しても構いません。
経産省の標準モデル(目安の骨格)
戸建新設の話をするとき、共通言語として使いやすいのが次の骨格です。
- 新築の戸建木造住宅
- ガス機器2台:24号ふろ給湯器+ビルトインコンロ
- ガスメーターまで:ポリエチレン管の埋設(延長9m)
- メーター以降:フレキ管の露出配管
- 機器接続工事は見積に含む(ガス栓は機器接続ガス栓)
- 外壁貫通の穴あけ・穴補修は含まないことが多い
- お客さま敷地内のガス工事費。本支管工事費および機器費は含まない
このモデルに基づく参考見積額は、税込で約187,000円(消費税率10%)として公表されています。静岡ガスなどガス会社の標準モデル見積も同水準です。現場条件が違うと、実際の見積は変わります。
ネツケでは、この骨格を「埋設9m(標準)」「2台(給湯+コンロ)」「フレキおまかせ」として選べます。出てくる工事費は材料本体を含まない土台です。管・栓の単価は材料屋見積で補い、利益をのせて客提出額にします。
現場で先に確認する6点
- 都市ガスかLPか。ガス会社の指定仕様はあるか
- メーター位置と、敷地境界からメーターまでの長さ(埋設の目安)
- 接続する機器は何か(給湯・コンロ・乾燥機など)。台数と位置
- メーター以降はフレキ露出か、隠ぺいか。おおよその延長
- 道路本管からの取り出しは、ガス会社負担か客負担か
- 外壁貫通・穴補修・既設管の撤去は今回含むか
お客様への確認例:「メーターまで埋設でだいたい何メートルですか。つなぐのは給湯とコンロの2台で合っていますか。道路側の取り出しはガス会社さん持ちで見ます。」
操作例(この記事の数字)
- 工事:ガス配管新設
- 埋設:9m(標準)
- 機器:2台(給湯+コンロ)
- フレキ:おまかせ(機器×約3m → 6m)
- 都道府県:操作端末の設定(例では東京都の労務)
- 利益のせ前の工事費:税抜 ¥72,468(操作例)
- 利益+15%後:税抜 ¥83,338 前後 → 端数で整える
管・栓の本体単価はまだ空のままなので、材料込みの約18.7万円とは一致しません。それは仕様どおりです。土台を出してから材料を足す流れにしてください。
1. ガス → ガス配管を選ぶ
- https://netuke.com を開く
- ホームから「AIで見積を作る」
- 「別の工事」→「ガス」→「ガス配管」
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ガス給湯器やガスコンロは、配管と混ぜない方が見積がきれいです。会社名・角印がまだなら、先に会社を登録しておくと、見積書にすぐ載ります。
2. ガス配管新設を選ぶ
「ガス › ガス配管」のあと、新設・交換・移設・撤去が並びます。今回はガス配管新設です。
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3. 埋設延長 — メーターまでのポリエチレン管
「埋設延長は?」と聞かれます。ボタンは5m/9m(標準)/15m/20mと、任意のmです。経産省標準モデルは9mです。
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ここは「現場のなんとなくの長さ」ではなく、メーターまでの埋設です。屋内フレキとは分けてください。確認例:「境界からメーターまで、だいたい何メートル掘りますか。」
4. 接続機器 — 給湯とコンロは2台
次に「接続する機器(ガス栓)は何台ですか?」です。標準モデルは給湯+コンロの2台です。
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乾燥機や屋外機器を足すなら台数を増やします。機器本体の金額は、あとから「工事を追加」でガス給湯器・ガスコンロを別行にする方が安全です。
5. メーター以降のフレキ
続けてフレキ延長です。おまかせは機器×約3mです。2台なら6m前後の目安になります。長さが分かっているなら3m/6m/9m、埋設だけなら「フレキなし」も選べます。
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6. 工事費を確認する
条件が揃うと、明細名は「ガス配管新設(埋設9m・機器2台・フレキ6m)」のように残り、上部の税抜合計が動きます。
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排水管の歩掛や塩ビ管のままになっていないことも、ここで確認できます。ガス配管として人日と材料の骨格が出ている状態が正しいです。金額の仕組みは金額はどう出るのか|歩掛×県単もあわせてご覧ください。
7. 材料を追加する — PE・フレキ・ガス栓
「材料を追加」を押すと、数量から材料の候補が出ます。本体SKUは単価未入力のまま残るので、材料屋の見積を入れてください。
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塩ビ管や排水の砂基礎は出ません。いらない行は外したままで進んで構いません。単価が空の行は、あとから入力できます。
8. 利益と端数で、客に出す金額にする
エンジンの工事費は土台です。客提出額は、そのあとの利益%と端数で整えます。
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材料単価を入れ終わってから利益をのせると、参考見積の帯に近づける判断がしやすいです。値引きしたいときも、埋設や台数を偽って安く見せるのではなく、範囲・持ち分・利益%で調整します。くわしくは利益・値引き・諸経費へ。
9. 宛名を入れて見積書にする
端数まで決めたら、宛名を入れて見積書プレビューまで進めます。明細に「埋設○m・機器○台・フレキ○m」が残るので、お客様との認識が揃いやすいです。さらに備考へ短く書くと安心です。
- 敷地内工事。本支管工事・機器本体は別途(または含まない)
- 埋設PE ○m・接続機器 ○台・メーター以降フレキ ○m
- 外壁貫通の穴あけ・補修は別途(該当する場合)
- ガス会社指定仕様がある場合はその旨
ネツケの契約書は見積の写しです。見積に書いていないことは契約にも出ません。別途は見積側に先に書いてください。見積から入金までの流れは見積から入金までの最低限の流れも参考にしてください。
お客様への渡し方(そのまま使える)
「だいたい18万くらい」だけで渡すと、比較の土俵がずれます。短くても次を書いてください。
- 今回の見積は敷地内のガス配管工事です
- 埋設○m・機器○台(例:給湯+コンロ)・フレキ○m
- 道路側の取り出し/機器本体/穴補修は別(該当するもの)
- 管・栓の仕入単価は材料屋見積反映(または見積オンの行)
よくある失敗
- 延長だけで出し、コンロ側の栓が抜けた
- 参考の18.7万円を、材料なしの工事費と同一視した
- 本支管(ガス会社負担)を客見積に混ぜた
- 給湯器本体と配管を一式にまとめ、相見積で比較不能になった
- 外壁貫通を含むつもりが、見積に書いていなかった
よくある質問
延長だけで見積して大丈夫ですか?
大丈夫ではありません。埋設・機器台数・フレキまで揃えてください。ネツケはその順で聞きます。
約187,000円と同じ数字が出ますか?
出ません。あれは材料込みの公表参考額です。ネツケは工事費(県単×人日)を出し、管・栓は見積で補います。
道路の取り出しは入れますか?
多くの現場ではガス会社負担です。ネツケの本線は敷地内です。客負担の現場だけ、備考か別行で書いてください。
給湯器本体も同じ見積にできますか?
できます。配管のあと「工事を追加」でガス給湯器・ガスコンロを足すと、号数や口数も聞けます。
交換や移設も同じですか?
入口は同じガス配管の中にあります。新設と手間が違うので、新設のまま流用しないでください。
まとめ
ガス配管新設は、メートル数だけでは足りません。埋設・機器・フレキを揃えると、現場と見積が噛み合います。ネツケはその本線をチャットで聞き、工事費から材料・利益・見積書までつなげます。まずは標準モデル(9m・2台・フレキおまかせ)で1件触ってみてください。金額より、入れる順番が身につけば次の現場で置き換えられます。
